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音楽教育研究報告 第29号
楽曲の特徴や演奏のよさを感じ取るための対話を取り入れた音楽鑑賞授業の工夫 (平成27年9月発行)
目次
はじめに
第1部 構想
Ⅰ 本研究の目的と概要
1. 研究主題
2. 研究主題設定の意図
(1)育てたい資質・能力・態度
(2)対話的な話し方について
3. 問題の所在と研究の目的・方法
(1)問題の所在
(2)研究の目的
(3)研究方法
(4)研究計画の実際
4. 指導内容の再検討と充実
(1)音楽の授業を組み立てるための要素
(2)成長に応じた指導内容
Ⅱ 指導方法の開発と改善
1. 対話型鑑賞の活用
(1)上野行一による理論構築と対話型トークの分類
(2)岡山県立美術館「小学生対話型鑑賞教室」視察報告
(3)対話型鑑賞援用の要点
(4)対話型鑑賞援用の課題
2. 音楽科における対話的な話し方
(1)音楽的語彙を引き出す発問(指導の言葉,環境設定のために)
(2)音楽科授業における児童の話す力
3. 教材選択
4. 授業分析の実際
(1)「ばめんのようすをそうぞうしよう」第1学年 「ねこの二重唱」
(2)「ボイスリズムを楽しもう」第4学年 「世界地図のフーガ」
(3)「曲想の移り変わりを味わって聴こう」第5学年 「威風堂々 第1番」
5. 3つの授業記録をふりかえって
Ⅲ 研究成果と課題
1. 聴き取ることや感じ取ることについて
2. ねらいに応じた教材選択
3. 授業者の働きかけ
(1)個々の感受を促し,表出を促す問い
(2)知覚を共有させる問い
4. 学習過程
5. 課題
Ⅳ 第3者評価
本研究で注目すべきところ ―評価にかえて―
第2部 実践ガイド
○各学年実践(指導概要)の見方
Ⅰ 低学年実践(指導概要)
1. 視覚イメージを手掛かりに想像する
「化石」(サン=サーンス作曲)
…他4例
Ⅱ 中学年実践(指導概要)
1. 音楽の形態を予想する(合唱曲)
「輪唱で合唱でうたおう」(岡本敏明作詞・作曲)
…他3例
Ⅲ 高学年実践(指導概要)
1. 表現のよさを感じ取る
「ロックトラップ」(W.J.シンスタイン作曲)
…他5例
Ⅳ ICTを活用した鑑賞の授業実践
1. 1曲の長さの見通しをもたせる
2. 曲のどの部分を演奏しているかリアルタイムで提示する
3. 曲の頭出しとして活用する
4. 児童のワークシート記入例として活用する
5. 児童の聴き取りを共有する